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CLT工法

 CLTはCross Laminated Timberの略称で、ひき板(ラミナ)の各層を繊維方向が互いに直交するように積層接着したパネルを並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。一般住宅から、中・大規模施設、6〜10階建の集合住宅まで、様々な建築物が海外では建てられています。最近では、日本でも使用され始めています。

 共立建設ではCLTの将来性、つまり、”森林資源の活用”、”優れた断熱性”、”安らぎの空間”など環境にやさしく高性能な材料であることから早期の取り組みを行うことにしました。
現在、日本CLT協会に加入するとともに、施工ノウハウ蓄積の為、すてきナイスグループ株式会社様の物件の施工にナイス株式会社建設事業本部様と取り組みました。

 
(仮称)多賀城CLT事務所棟新築工事
<ナイス株式会社様 仙台物流センタCLT事務所棟>
◆建設に至る背景
ナイス株式会社様 仙台物流センターは、2011年3月11日の東日本大震災にて6m超の大津波により壊滅的な被害を受けました。
事務所棟が流されてしまったため、復興のシンボルとしてCLTにて事務所棟の建替を計画しました。
 
◆物件概要

CLTは全て宮城県産材のスギで製造しています。(CLTの加工工場は銘建工業(株)様(岡山))

  • ・CLTに使用したラミナ(120×30×3,000) 16,128 枚(材積 約174立米)
  • ・CLTパネル 80 枚(プレカット前)
    壁、屋根CLT (150 o) : 5層5プライ(Mx60-5-5) 58 枚
    床CLT (210 o) : 7層7プライ(Mx60-7-7) 22 枚
【宮城県産材のスギ材を使ってCLTを製造した経緯】
地元の木を地元で消費する「地産地消」、宮城県の木材産業の活性化のために、更には、復興のシンボルとなることを願って、地元産のスギにこだわりました。スギの調達に際してはナイス株式会社資材事業本部様から調達をして頂き「優良みやぎ材」としての認証を受けました。
将来のCLT流通網確立を目指し、製材から製造までの一連の連携体制の足がかりをつくることにも配慮しました。
事業主 すてきナイスグループ株式会社様
設計 ナイス株式会社 一級建築士事務所様
構造設計 構造建築センター株式会社 一級建築士事務所様
構造種別 木造 一部鉄筋コンクリート造
元請施工 ナイス株式会社 建設事業本部様
施工協力 基礎及びCLT躯体工事のみ 共立建設株式会社 本店 にて施工
CLT パネル材積 146立米 (宮城県産スギ材)
 

【構造上の特徴】

CLTという新しい木質材料を構造要素に用いた建物です。

  1. 1. 2013年12月にJASが制定されましたが、当時その材料を使うための設計値が定まっておらず、各種性能を全て実験で確認する必要がありました。(現在では告示(H28/4)が出され設計値が定められている)
  2. 2. 接合部について、プレカット加工手間や断熱性(熱橋にならない配慮)を考慮。極力、構造躯体となるCLTには穴などの加工はしない(傷つけない)設定です。また、金物がCLTあらわし部に極力、露出しない設計となっています。
  3. 3. 法律上では通常行っているやり方では建てることができなかったため、時刻歴応答解析という方法で評価機関(ベターリビング)の構造評定を経て、大臣認定を取得しました。
【CLTとRC造の平面混構造】
CLTとRC造との混構造とし、コア部分となる階段室がRC造。大規模建築物の木造化に向けては、防火区画設置の必要性がでてくるため、敢えてCLTと異素材とを組み合わせた技術の検証を行い、CLTの新しい使い方の方向性を示していくことを目指しています。
会員証
一般社団法人日本CLT協会:http://clta.jp
 
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